事業内容

手壊し工法

周囲の建物との距離や構造上の理由から重機を使用できない場合に選択される工法です。人の手による解体のため、騒音・振動・粉じんの発生を抑えやすく、廃材の分別もしやすい点が特徴です。ただし、工期は長めになります。

施工例

・木造住宅が密集している住宅街での解体

・狭小地や通路が狭く重機が搬入できない現場

重機併用手壊し工法

一部を手作業で解体し、その後に重機を使って仕上げていく方法です。隣接建物や構造上、機械が入りにくい箇所を人の手で壊すことで安全に進められます。工期は通常よりやや長めとなります。

施工例

・隣家との距離が近い2階部分を手作業で壊し、基礎や1階部分は重機で解体

・部分的に残す建物がある現場での選択

ハンドブレーカー工法

ブレーカーの先端が繰り返し打撃を与えることでコンクリートをひび割れさせ、徐々に崩していく方法です。局所的に強い衝撃を加えるため、比較的小規模な鉄筋コンクリートの解体に向いています。

施工例

・小規模な鉄筋コンクリート住宅の基礎部分解体

・コンクリートブロック塀の撤去

圧砕工法

油圧で動く大型の圧砕機を使い、ハサミ状の刃先で鉄筋コンクリートを挟み込みます。圧縮や曲げの力を加えながらコンクリートを粉砕し、同時に鉄筋も切断することが可能です。低騒音・低振動で作業効率が高いため、市街地の解体工事で広く採用されている代表的な工法です。

施工例

・鉄筋コンクリート造のマンション解体

・学校や病院といった大型施設の解体工事

・交通量の多い市街地での解体